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琉球王朝時代の泡盛!


みなさんこんにちは!今日は雨の沖縄です。たまにちゃんと梅雨っぽく雨が降っていると落ち着くのは僕だけでしょうか?


 

さて今日は泡盛の昔話です。琉球王朝時代の泡盛は、大変貴重な限定生産の高級品であったことは過去に何度か書きました。首里三箇(崎山・鳥堀・赤田)のみで製造が許可されていました。現在その地域で営業されている酒造場は、瑞泉酒造(崎山)http://okinawa-tone.jp/archives/1442、咲元酒造(鳥堀)http://okinawa-tone.jp/archives/735、識名酒造(赤田)http://okinawa-tone.jp/archives/1640の3つだけです。

 

咲元酒造



 

 

琉球王朝時代王府は、焼酎職という公認の酒造者だけに原料の米や粟そして蒸留器を貸し出し泡盛が完成すると一定量を上納させていました。そして余った泡盛だけを市場で販売することが認められていました。江戸時代に琉球から輸出された泡盛は大変な人気で品質も最上級の横綱がつけられていたそうです。ちなみに、現在にお金に換算すると一升瓶一本あたり48000円だったそうです。今でもそんな高い泡盛はよほどの古酒くらいですね。いかに人気だったかが分かる気がしますね!!

 

識名酒造



 

 

では、一般の方はどうしていたのでしょうか??どこの地域でも同じだとおもうのですがお酒を、さつまいもや雑穀から密造して安い値段で飲めるものが出回っていたそうです。王府は厳しく取り締まっていましたが、あまりにも密造の泡盛が多く、困り果てた王府はお酒の製造を各地域に持ち回りということで一般にも許可をしたそうです。今も昔も沖縄の人の酒好きの文化は変わらないようです。なんか微笑ましいですね。今日はこの辺で。

 

参考文献  琉球古道 上里隆史著 河出書房新書


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